子供のころから「背筋を伸ばしなさい」「姿勢良く座りなさい」と言われて、努力して伸ばそうとしたけれど、できなかった という方も多いのではないでしょうか?
当院に腰痛や首肩の痛みで来院される患者様の中にもそういう子供時代を過ごした方が結構いらっしゃいます。
確かに座った姿勢が腰を丸くして、背中も丸くなり、アゴが前方に出て、肩が巻き肩になって前に出ている という状態になっています。
「この格好が楽なんです」「背筋を伸ばすと腰がつらいんです」「姿勢を良くした方がいいのはわかっているけど腰が痛くなってできないです」と言われます。
こういった方の多くが “反り腰”の状態になっています。腰は本来、反り気味になっているものですが、このょうな患者様は 明らかに腰が反っていて本人にも自覚がある場合とほんの少しの反り腰で本人には自覚がない場合があります。
どちらにしても腰が本来の状態より反っていることが腰に痛みや不快感を起こすためにやや腰を丸くして生活することになります。特に座っている場合はこれが顕著に表れます。
腰が丸くなると背中も丸くしないといられなくなり、猫背になります。そのまま首も丸くなるかというと、そうではありません。そのまま首が丸くなってしまっては顔が完全に下を向いた状態になるからです。
ですから首は反ってきます。首が反ってくるのでアゴは前方に出した状態になる。
これが典型的な反り腰から起こる姿勢の悪化です。
子供のころから姿勢を気を付けているのに猫背だった方は多くの場合、子供のころからの“反り腰”が原因していると思われます。ただし、子供のころには腰痛や肩こりといった症状が現れないために“姿勢を良くする気がないんじゃないか?”“姿勢を良くしようと努力してないんじゃないか?”と思われしまって、悔しい思いをした方もいるのではないでしょうか?
子供のころには痛くなくても筋肉・関節が硬くなる30歳前後から痛みやコリが発生して腰痛や肩こりが現れます。
☑子供のころから姿勢良く座るのが苦手だった
☑座っていると腰を伸ばす姿勢がとてもつらい
☑仰向けに寝ていると腰が浮いた感じが不快だ
☑パソコンを使っていると背中が丸くなり顎が前に出ている
という方は“反り腰”が最初の原因かもしれません。
腰痛や肩のコリで気になる方はお気軽にご相談ください!!