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反り腰とは?
「反り腰」とは読んで字のごとく、腰が反っている状態です。 反り腰とは骨盤が前傾し腰が大きく反れてしまっていることを指すのですが、骨盤が前傾してしまうと、身体はバランスを取るために腰椎の反りが強くなり胸を張った姿勢になり重心が前に傾きます。 常に腰椎が反っているので、腰への負荷が大きく慢性的な腰痛を引き起こしたり、骨盤の前傾によりお腹がポッコリしてきます。反り腰の原因とは?
反り腰は後天的な症状です。では、反り腰になりやすい原因を解説していきます。筋力の低下
腰部の筋肉と腹筋のバランスが保てていることで、姿勢が正しくなります。 しかし、運動不足になり筋力が低下すると、骨盤を立てるための筋肉や背骨を支える筋肉など、お腹の筋肉が衰えます。 つまり姿勢を保つための筋肉が衰え、正しく筋肉が使えていない状態になり反り腰になってしまいます。 正しく筋肉が使えないとますます筋力は低下してしまい、反り腰による負担も大きくなって悪循環を招きます。10代の激しいスポーツ
学校時代から骨が出来上がる15歳ころまでに水泳、バレイ、ダンス、サッカー などの激しく腰を反らせるスポーツを繰り返し続けた場合に、反り腰の癖がつく場合が多いと考えられます。 そのころには痛みは現れませんが、30歳を過ぎるころから症状が現れるようになります。ヒールを日常的に履く
ヒールの高い靴を履くと、否応なしに重心がつま先になります。重心がつま先に傾くと身体は前傾し、バランスを取るために腰が反ります。 たまにヒールを履く程度では慢性的な反り腰にまではなりませんが、毎日のように履く場合、反り腰の姿勢が定着してしまいます。妊娠
妊娠によってお腹が大きくなると、大きくなったお腹を支えるため骨盤が前に傾きます。 骨盤が前傾すると、身体はバランスをとるために腰を反らせた姿勢になり、反り腰になってしまいます。反り腰の危険性
反り腰を放置してしまうとどのような症状が起こるのでしょうか?詳しく解説していきます。慢性的な腰痛
反り腰が腰痛に繋がる原因は、腰が大きく反ることによる負荷が大きいからです。 日常的に腰が反った姿勢でいるということは、常日頃腰に負荷をかけているということです。 また反り腰は、腰部を反らす筋肉が働きすぎて硬直し血流が滞り腰痛を招きます。お腹がポッコリする
反り腰は骨盤が前傾しているので、お腹の筋肉に力が入りづらくなって筋力が低下します。 お腹の筋力が低下すると内臓が下垂して下腹が出てきます。 また前傾した歪んだ骨盤は、血流を停滞させむくみやすくなったり太りやすくなります。太ももの前張り
腰が反っていると、重心が前に傾き下半身はそれを支えようとします。 反り腰になった身体を太ももの前にある筋肉で支えるため、前ももの筋肉が発達し硬直します。 「前から見るとそんなに太くないんだけど、横から見るとすごく太く見える」という方は反り腰が原因かもしれません。坐骨神経痛
反り腰は腰を支える筋肉が弱っており骨盤が前傾し、歪んでいる状態です。 骨盤が歪むことにより坐骨神経が圧迫されお尻や足の痛みやしびれといった症状が出ます。仰向けで寝られない
反り腰の方は仰向けで寝ると、腰が極度に浮くため腰痛が起こります。 よって横を向いたりうつぶせで寝ることになります。反り腰のチェック方法
では、自分が反り腰なのかチェックしてみましょう!仰向けで確認する場合
- 真っすぐな床に仰向けで寝る
- 床と腰の隙間に手を入れてチェック
立って確認する場合
- かかとを揃え、壁に頭・背中・お尻をぴったりつける
- 壁と腰の隙間に手を入れてチェック